中学受験の塾に通う前にすること

中学受験の塾に通う前にすることをまとめています。

<目次>
1.中学受験の塾に通う前に決めるべきこと
1−1.どのくらいの偏差値の中学校を目指すのかの目安を決めておこう!
1−2.何年生から入塾する予定なのかを決めておこう!
1−3.どの塾に通う予定なのかを決めておこう!
1−4.整理する習い事を考えておこう!

2.中学受験の塾を決めるポイント
2−1.塾の規模による特色のちがいを把握しておこう!
2−2.塾の形態によるちがいを把握しておこう!
2−3.塾の得手不得手を把握しておこう!
2−4.塾の合格実績は話半分にしておこう!
2−5.塾の通学時間を調べよう!
2−6.口コミは話半分にしよう!

3.中学受験の塾に通う前に基礎学力をつけておこう
3−1.中学受験の塾に通う前に算数は何をしておけばいいの?
3−2.中学受験の塾に通う前に国語は何をしておけばいいの?
3−3.中学受験の塾に通う前に理社は何をしておけばいいの?


中学受験の塾に通う前に決めるべきこと

中学受験の塾に通う前に、まずは以下をざっくりと決めておきましょう。

1.どのくらいの偏差値の中学校を目指すのか(目安)
2.何年生から入塾する予定なのか
3.どの塾に通う予定なのか
4.整理する習い事(予定)

なぜ決める必要があるのでしょうか。
まだ、どのような基準で決めればいいのでしょうか。

どのくらいの偏差値の中学校を目指すのかの目安を決めておこう!

「受験期でもないのに、志望校を決めるのは早い!」

そう思うかたもいるかもしれませんが、決めておいたほうがいいと思います。
なぜか?

中学受験の塾には、つぎのような特色があるためです。

(例)
・難関中に特化している塾。塾の授業の進度は速く、宿題も多い。中堅校を目指す場合は不向き。
・中堅校に特化している塾。塾の進度は遅く、宿題も少ない。難関中を目指す場合は不利。

たとえば、難関中を目指すつもりもないのにハードな授業の塾に入塾してしまうと、「こんなに勉強させるつもりではなかったのに…」となってしまいます。

ほかにも、中堅校に特化した塾に入塾してしまうと、高学年になってから難関中を目指したいと思っても「手遅れ」になることがあります。「転塾すればいいのではないか」と思うかもしれませんし、小4あたりまでなら転塾の影響はあまりないと思いますが、高学年の転塾にはつぎのようなリスクがあります。
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・進度のちがいから未学習のところができてしまう
・演習量がちがう。子どもの学力がちがう

このような場合、家庭学習にて「未学習のところがあるかどうかを確認して勉強する」「ほかの塾生と同じレベルになるように演習させる」の2点が必要になります。
高額なプロの家庭教師を雇うか、親が教える必要があります。

というわけで、中学受験の塾に入塾する前に目安でいいので志望校を決めておきましょう。

何年生から入塾する予定なのかを決めておこう!

どのくらいの偏差値の中学校にするのか考えていれば、自ずと何年生から入塾するのかも決まります。

・難関中を目指す場合 → 早い時期からの入塾
・中堅校を目指す場合 → あわてて入塾することはない

もちろん、つぎのようにも考えられます。
子どもの状況もあわせて入塾時期を決めるといいでしょう。

・難関中を目指す場合 → 子どもは勉強に向いていそうなので、一般的な入塾の時期(小3の2月)
・中堅校を目指す場合 → 子どもにやる気が見られない場合は、早めの入塾

ちなみに、入塾の時期に関して注意することがあります。
それは、塾の新学年は4月ではなく2月だということです(2か月ズレています)。

・塾の小1のはじまり : 年長の2月
・塾の小2のはじまり : 小1の2月
・塾の小3のはじまり : 小2の2月
・塾の小4のはじまり : 小3の2月
・塾の小5のはじまり : 小4の2月
・塾の小6のはじまり : 小5の2月

「小4から入塾させよう!」と思っているかたは、小3の2月に入塾させましょう。

どの塾に通う予定なのかを決めておこう!

どのくらいの偏差値の中学校にするのか考えていれば、自ずと塾も決まります。
志望校にあわせた塾にしましょう。

整理する習い事を考えておこう!

どの塾にするのかを決めれば、塾の公式サイトを見て日程を調べましょう。
そこからどの習い事を続けるのか、辞めるのかを考えておきましょう。

ちなみに、最難関中志望、高学年になっても習い事を続けるケースもあるそうですが、ふつうは習い事をしていなくても睡眠時間を削っての学習になります。特殊なケースだと思うので、整理する習い事を考えておくことをお勧めします。

中学受験の塾を決めるポイント

中学受験の塾を決めるポイントを紹介します。

塾の規模による特色のちがいを把握しておこう!

塾は規模で分類できます。

・大手塾 : 校舎がいくつかある塾
・中小の塾 : 校舎が1、2ほどしかない塾
・個人塾 : 経営者が教えている塾

大手塾、中小の塾、個人塾の何がちがうのでしょうか。

まずは、教材で比較します。

大手塾のオリジナルの教材はよくできています。
入試問題を見据えた構成になっているので、塾の教材をこなしてさえいれば合格圏内に入ることができます(もっとも、こなすのが難しいわけですが…)。

一方、中小の塾や個人塾には、オリジナルの教材がありません。予習シリーズという大手塾の教材を使う中小の塾や個人塾は多いと思いますが、予習シリーズは中堅校には良い教材だと思いますが、難関中を目指すとなると厳しいと思います。
熟練の塾講師ならば市販の問題集を併用することで予習シリーズには足りないところを補うことはできると思いますが、入塾する前に熟練の塾講師がいるかどうか知る術はありません。また算数は大丈夫でも、それ以外の科目を熟練の塾講師が教えてくれるかどうかもわかりません。

つぎに、授業の品質です。

大手塾は、教材が良くできていて新人研修などもするため、校舎による授業の品質の差はそれほどありません。たとえば、校舎AのSクラスと校舎BのSクラスでは、塾講師はちがっても同じような授業です。

一方、中小の塾や個人塾では、科目の担当者は1人のことが多く、授業の質はその塾講師の腕に左右され、「算数は熟練の講師で良い授業でも、国語は腕が悪い塾講師」のようなこともあります。

最後にフォロー体制です。

大手塾は生徒の数が多いので、きめ細かなフォローは期待できません。家庭学習ありき――要は家庭に丸投げの大手塾もあります。

一方、中小の塾や個人塾は面倒見が良いところが多いようです。

塾の形態によるちがいを把握しておこう!

塾には、つぎのような形態があります。

・集団授業 → 1つのクラスに数人〜数十人いる
・個別授業 → 先生1人につき、生徒は1、2名程度

個別授業のほうがいいと感じるかたも多いですが、集団授業だと子どもの競争心があおられて成績が良くなることもあります。
また、塾代は個別授業のほうが当然高くなります。

集団授業、個別授業それぞれのメリット、デメリットを把握して選ぶといいでしょう。

塾の得手不得手を把握しておこう!

塾には、得手不得手があります。

(例)
・塾A → 難関中には強いが、中堅校には弱い
・塾B → 中堅校には強いが、難関中には弱い

中学受験の知識があるひとがカリキュラムや教材を見れば塾の得手不得手がわかりますが、ふつうはわかりません。
そこで塾の合格実績を見ると思いますが、後述しているように合格実績の胡麻化しなどもありますし、中堅校の合格実績は公開していない、もしくは、わかりにくい塾が多いです。書籍やネットで情報を集めるといいでしょう。

塾の合格実績は話半分にしておこう!

塾の合格実績を参考にすると思いますが、話半分にしておきましょう。
つぎのようなケースもあるためです(2021年時点)。

・塾生の合格実績だけではなく、模試を受けただけの子どもまで合格実績にいれる塾
・難関コースの子どもが合格実績を稼いでいる。ふつうのコースから難関コースにあがることは至難の技

なお、理想はカリキュラムと教材を比較して塾を決めることです。ただ、子どもとの相性も大切なので体験授業ができる塾ならば、実際に体験してみてから決めるといいでしょう。

塾の通学時間を調べよう!

高学年になると1分でも惜しくなります。
塾への通学の時間が短ければ短いほど有利になるので、どの塾にするのかの候補ができれば塾の通学時間を調べておきましょう。

口コミは話半分にしよう!

ママ友、パパ友などの口コミを信用してしまうかもしれませんが、志望校もちがえば、子どもの性格などもちがいます。
また、中学受験は受験年度によって大きく異なることもあります。

(例1)ママ友の子どもは難関校志望 → ハードな授業の塾だと評価が高い。中堅校を目指しているのならば参考にならない
(例2)ママ友の子どもは2015年の受験だった → 2015年は中学受験の受験率が低かったのであまり参考にならない

そもそも口コミは1つのサンプルに過ぎません。

(例)ママ友は「塾の先生が素晴らしかった!」と言っていた → 実際は良い塾講師の数が少ない塾。単にママ友の子どもはその良い塾講師を引き当てていただけ

口コミは話半分にしましょう。

中学受験の塾に通う前に基礎学力をつけておこう

中学受験の塾に通う前にしておいたほうがいいことがあります。
それは入塾テストに備えて基礎学力をつけておくことです。
なぜ塾に入る前に家庭学習しておいたほうがいいのでしょうか。
理由は2つあります。

1つ目は、入塾テスト対策です。
大手塾だと入塾テストの結果でクラスが決まります。最下位のクラスは授業にならないことがあるようですし、最下位のクラスが定着してしまうと中堅校も難しくなります。
入塾前に基礎学力をつけておいて塾の授業に備えておくといいでしょう。

2つ目は、塾の授業のためです。
難関中を目指す塾は授業の進度が速く、基礎学力がないと授業についていけなくなってしまいます。基本的なところは家庭学習で済ませておきましょう。

ちなみに、難関中を目指す場合は、基礎学力をつけておくだけではなく、しっかりと家庭学習をして、入塾テストで最上位のクラスからはじめられるようにしておきましょう。
最上位のクラスからはじまったからといって、かならず最難関中に合格できるわけではありませんが、スタートダッシュして損はありません。

では、具体的に何をすればいいのでしょうか。

中学受験の塾に通う前に算数は何をしておけばいいの?

算数は、市販のドリルを使って計算力を高めておくといいでしょう。
難関中を目指す場合は、低年齢からはじめる中学受験対策。家庭学習で使われている算数の問題集で紹介している問題集を解いておくといいでしょう。

中学受験の塾に通う前に国語は何をしておけばいいの?

国語は、ある程度、漢字を覚えさせておくといいでしょう。
難関中を目指す場合は、低年齢からはじめる中学受験対策。家庭学習で使われている国語の問題集で紹介している問題集を解いておくといいでしょう。

中学受験の塾に通う前に理社は何をしておけばいいの?

理社は勉強してもどうせ忘れます。
自然で遊ばせて理科に興味をもたせたり、社会の仕組みを教えておいたりするといいでしょう。

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