低年齢からはじめる中学受験対策。家庭学習で使われている国語の問題集

中学受験といえば算数ですが、国語の成績が上がらず苦しんでいるかたも多いようです。
そこで、ここでは家庭学習で使われている国語の問題集や参考書を、子どもたちで試した結果を交えて、紹介しています。

<目次>
1.教科書レベルの国語のドリルについての知識を得よう!
2.教科書レベルより少し難易度が高い読解の問題集についての知識を得よう!
3.国文法をおさえられる定番の国語の参考書
4.中学受験で難関中学を目指す場合の定番の国語の問題集
5.漢字のドリルを利用するときに気をつけたいこと
5−1.漢字は使わないと、誰でもすぐに忘れる!
5−2.漢字は熟語など使いかたをセットで覚えないと意味がない
5−3.漢字に興味を持てば効率的な学習法を確立しよう!
6.語彙力で定番の問題集


教科書レベルの国語のドリルについての知識を得よう!

書店で見かける教科書レベルのドリルは、つぎの3つに分類できるようです。
国語は「読み」「書き」「漢字・語彙」といわれているので、その通りの分類ですね。

1.文章の読解
2.作文
3.漢字や語彙

出版社によって異なりますが、上記1は「やさしめ」、上記2は「手ごたえあり」だと思います。
というわけで、国語が苦手な子どもは、上記1のうち、設問も「本文から抜き出すだけ」が中心のドリルをさせるといいでしょう。

ちなみに、家庭学習だと好きに教えられるので、たとえば「作文だけ学年を進めていく」のようなこともできます。
ただ、学年が上がれば漢字・語彙が増えていきます。
漢字や語彙がネックになって作文だけ学年を進めるのは難しくなるので、漢字や語彙は先行させるといいかもしれません。

(例)書店でよく見かける、くもんのドリル
1.1年生の文しょうの読解
2.1年生の文しょうの書きかた
3.1年生の言葉と文のきまり

1.2年生の文しょうの読解
2.2年生の文しょうの書きかた
3.2年生の言葉と文のきまり

1.3年生の文章の読解
2.3年生の文章の書き方
3.3年生の言葉と文のきまり
3.小学ドリル3年生の漢字

ほかにも、つぎのようなドリルもあります。
このドリルは、問題文が短くて、設問もほぼ本文から抜き出すだけなので、本当に5分で解けると思います。
また、問題を1枚ずつ切り離せるので便利です。
「朝起きたら5分だけ勉強させる」「国語が苦手なので、問題文が短いものから解かせる」のような使い方ができると思います。

小1国語 文章読解 (早ね早おき朝5分ドリル)
小2国語 文章読解 (早ね早おき朝5分ドリル)
小3国語 文章読解 (早ね早おき朝5分ドリル)

それ以外にも、つぎのようなドリルもあります。
ロジカルでもなんでもなく、くもんにありがちの抜き出すだけの設問が中心ですが、教科書レベルをおさえるのにはいいと思います。

くもんの読解力を高めるロジカル国語小学1年生
くもんの読解力を高めるロジカル国語小学2年生
くもんの読解力を高めるロジカル国語小学3年生

ほかにもドリルは大型書店にいけば、たくさんあるので、実際に手に取って中身を見てから、どの出版社のドリルにするのかを決めるといいかもしれませんね。

教科書レベルより少し難易度が高い読解の問題集についての知識を得よう!

教科書レベルの読解の問題集は、本文から抜き出すだけなので、子どもはすぐに棒線部の近くに答えがあると気が付いて、ロクに問題文を読まずに答えるようになります。
子どもが、抜き出すだけの教科書レベルのドリルをサクサク解けるようになったら、つぎのような、すこし難しい問題集にもチャレンジするといいでしょう。

ちなみに、ここで紹介している問題集は、後述する中学受験の定番の問題集にある、標準問題、もしくはそれよりも易しめの難易度なので、中学受験で難関中を目指す場合は、中学受験の定番の問題集をいきなり利用したほうが効率的かもしれません。
ただ、国語が苦手な場合は、いきなり中学受験の定番の問題集は難しいと思うので、ここにある問題集を解かせたほうがいいと思います。

というわけで、まずは、Z会グレードアップ問題集です。
詩があたったり、音読させたり、ちょっと効果が疑問なところもありましたが、単なる抜き出しの問題ではないので、教科書レベルのつぎに勉強させるといいかもしれません。

グレードアップ問題集 小学1年国語 読解(小1)
グレードアップ問題集 小学2年国語 読解(小2)
グレードアップ問題集 小学3年 国語 読解 (小3)

受験研究社の問題集です。
うちは下記にあるハイレベ、トップクラス問題集 徹底理解編にしたので、利用していませんが、がっつり読解の問題を解かせるにはいいと思います。

小学1年 標準問題集 国語読解力: 3ステップで実力アップ!!
小学2年 標準問題集 国語読解力: 3ステップで実力アップ!!
小学3年 標準問題集 国語読解力: 3ステップで実力アップ!!

ほかにも、がっつり読解の問題を解ける問題集もあります。

小学 基本トレーニング 読解力12級(小1): 30日で完成
小学 基本トレーニング 読解力11級(小2上): 30日で完成
小学 基本トレーニング 読解力10級(小2下): 30日で完成
小学 基本トレーニング 読解力9級(小3上): 30日で完成
小学 基本トレーニング 読解力8級(小3下): 30日で完成

読解だけではなく、主語・述語などの「言葉のきまり」、要約に必須の「文章のまとめ方」もすこしだけ学べます。

1日1回すらすら読解 小1
1日1回すらすら読解 小2
1日1回すらすら読解 小3

ほかに探したいのならば、大型書店にいって設問を見て抜き出しかどうかを見るといいでしょう。

国文法をおさえられる定番の国語の参考書

「低年齢は読解を教えても効果がない、読解の学習をさせる必要はない」ともいわれていますが、基本的なことは習得できます。
実際、年長の娘、論理国語の小2まで理解しましたし(小3以降は漢字でひっかかるのでさせていないだけです)、たった1か月半の国語の特訓で、全国統一小学生テストの小2の過去問で偏差値50ほどになりましたし。
というわけで、読解の問題集と並行して、下記にある参考書で国文法を習得させましょう。
いずれも定番の国語の参考書です。

まずは出口式。

はじめての論理国語 小1レベル
はじめての論理国語 小2レベル
はじめての論理国語 小3レベル

本は厚く見えますが、内容はスカスカです。
ただ、国語の基礎が勉強できるので、3冊とも買って子どもにさせることをお勧めします。

つぎに、福嶋式。

ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集(小学生版ベーシック)
ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集
ふくしま式「本当の語彙力」が身につく問題集[小学生版]

ちなみに、わたしは出口式しか買っていませんが、出口式、ふくしま式とも定番の問題集として有名です。

あとは、難関中学校を希望している親向けの参考書では、以下が有名です。

中学受験国語 文章読解の鉄則

受験のテクニックが網羅的に掲載されている、中学年、高学年向けの良書です。
子どもだけでは使いこなせないので、親が読んで、子どもに教えるといいでしょう。


ちなみに、この本は免許更新のときにもらえる「交通の教則」みたいな感じです。
※ご存知の通り、交通ルールが詳しくのっている小冊子です。

交通の教則にあることを使いこなせば、事故を起こす確率は低くなるのと同じで、使いこなせれば、国語の偏差値はあがりそうな感じでしたが――。

1.交通の教則を使いこなせるひとは少ない。交通の教則を「覚える」と「使いこなせる」の間には「何か」がある。それを埋めるためには、この小冊子にある内容を覚えたうえで、運転の経験を積まないといけない
2.交通の教則の内容をあまり知らなくても、事故らないひとは事故らない

すなわち――。

・「何か」を習得しているひと → 「中学受験国語 文章読解の鉄則」を読んで覚えると偏差値アップ!
・「何か」がないひと → 「中学受験国語 文章読解の鉄則」を覚える → 使いこなせない → 偏差値はあがらない

いずれにしても、塾でわからないことがあれば親に聞いてくると思うので、子どもが小さいうちに買ってこの本で勉強していくといいと思います。

中学受験で難関中学を目指す場合の定番の国語の問題集

難関中学を目指す場合の定番の問題集は、以下です(算数と同じです)。

<奨学社>
・最レべ
・ハイレベ

<文理>
・トップクラス問題集
・トップクラス問題集(徹底理解編)

※同じような問題集なので、これらのうち1冊で十分です。どのように違うのかは後述します。

ただ、学校教育しかしてこなかった子どもには、かなり難しくて、親が教えたとしても身につかないと思います。
そこで、つぎのように、じわじわと難易度をあげていくといいでしょう。

<難易度が低い順>
1.教科書ドリル
2.教科書レベルよりやや難しい問題
3.最レべ、トップクラス問題集など

上記1、上記2ともに前述した通りです。
というわけで、上記3。
奨学社の「最レべ」「ハイレベ」、文理の「トップクラス問題集」「トップクラス問題集(徹底理解編)」があります。
何が違うのでしょうか。
「難易度」です。

<難問が多い>
・最レベ、トップクラス問題集

<上記に比べると難問は少ない>
・ハイレベ、トップクラス問題集(徹底理解編)

前述したように難易度がちがうだけなので、それぞれの学年で、いずれか1冊で構いません。

まずは、ハイレベです。
ちなにに、うちはハイレベにしました(国語と読解力)。ドリル形式で使いやすいためです。

<ハイレベ>
ハイレベ100小学1年こくご
ハイレベ100小学2年国語
ハイレベ100小学3年国語

ハイレベ100小学1年読解力
ハイレベ100小学2年読解力
ハイレベ100小学3年読解力

ハイレベ100小学1年かん字
ハイレベ100小学2年かん字
ハイレベ100小学3年漢字

つぎにトップクラス問題集の徹底理解編です。

<トップクラス問題集(徹底理解編)>
トップクラス問題集こくご小学1年―中学入試をめざす 徹底理解編
トップクラス問題集国語小学2年―中学入試をめざす 徹底理解編
トップクラス問題集国語小学3年―中学入試をめざす 徹底理解編

最レベです。

<最レベ>
最レベこくご問題集小学1年―段階別
最レベ国語問題集小学2年―段階別
最レベ国語問題集小学3年―段階別

最後に、トップクラス問題集です。

<トップクラス問題集>
トップクラス問題集 こくご 小学1年
トップクラス問題集 国語 小学2年
トップクラス問題集 国語 小学3年


漢字のドリルを利用するときに気をつけたいこと

漢字の学習をしないと、読解や作文のドリルで先に進めなくなります。
漢字は覚えるだけなので、どんどん先に進めてもいいと思います。
最初は、学年別のドリルや問題集を使って漢字を覚えさせていくといいでしょう。
ただ3つ気をつけることがあります。

漢字は使わないと、誰でもすぐに忘れる!

漢字を覚えても、使わないとすぐに忘れます。
これは誰にでも起こる得ることなので、「前に覚えたじゃない!」「これで何度目?」などと怒らないようにしましょう。
「10回くらい出てきたときまでに、覚えていればいい」くらいの気持ちでいるといいと思います。

漢字は熟語など使いかたをセットで覚えないと意味がない

英語学習では「英単語だけを覚えても意味はない。英文でどのように使われるのかをセットで覚えよう」と言われています。

それと同じです。
漢字だけを覚えさせても、あまり意味はないと思います。
「漢字の意味も覚える」「熟語で覚える」などとセットで覚えさせましょう。

ただ、低年齢の子どもにいきなり意味を教えてもわからない、いや、理解させることはできると思いますが、多大な時間がかかります。
また、熟語とセットで覚えさせると、なかなか先に進めません。

そこで、低年齢の子どもには、学年別の漢字ドリルなどを使って、まずは漢字だけで覚えさせるといいと思います。

そして、ある程度、漢字を覚えさせてから、意味や熟語などとセットで漢字を覚えさせるといいでしょう。
その際には、つぎのような難易度がやや高い問題集を利用するといいかもしれません。

Z会グレードアップ問題集小学1年国語 漢字・言葉(小1)
Z会グレードアップ問題集小学2年国語 漢字・言葉(小2)
Z会グレードアップ問題集 小学3年 国語 漢字・言葉(小3)

難関中を目指すならば、さらに難しい問題集を利用するといいでしょう。詳しくは下記にあります。

漢字に興味を持てば効率的な学習法を確立しよう!

英語の勉強をしてきたかたは多いと思いますが、英単語の暗記では、つぎのような学習法は推奨されていないと思います。
※ちなみに、わたしが学生のころは、これがスタンダードでした。

「アルファベット順に英単語が掲載されている英単語帳や、英文での利用頻度が高いものを集めた英単語帳を買ってきて、1ページ目から覚えていく」

ふつうは「語源」「同じグループで分類」など、記憶のメカニズムを考えて構成されている英単語帳を使うと思いますし、上記のような英単語帳を使うにしても、記憶のメカニズムを考えて工夫すると思います。

さて、漢字のドリルですが、はじめのうちは学年別のドリルを使うと思います。
その方が効率的ですし、親も楽ですから。

ただ、この手のドリルは、利用頻度が高い、かんたんな漢字から順番に掲載されているだけで、何の工夫もされていません。
子どもがある程度、漢字を覚えてきたのに、学年別の漢字ドリルのままだと効率が悪く、子どもの負担増につながると思います。

そこで、うちはつぎの問題集を購入しました。
※小2の息子は漢字が好きで、そこそこ漢字を覚えています。

小学校でならう漢字1006字ブック

この問題集、最初のほうだけですが「曜日の漢字」「食べる、飲む、料理するの漢字」のように、漢字をグループごとに覚えられるようになっています。
関連するもので覚えるといいと言われているので、子どもも記憶しやすいのではないでしょうか。
また「漢字が大きい」「書き順がわかりやすい」ので、子どもだけで勉強させやすい構成になっています。

ほかにも、まだ購入していませんが、つぎの問題集もコンセプトがいいな、と思いました(英語学習ではこの手の参考書があります)。物語が子どもに合う、合わないがありますが、もし子どもが気に入れば何度も読むことで漢字力を高められるのではないか、と思います。

小学校学習漢字1006字がすべて読める漢字童話

ちなみに、漢字の成り立ちを解説しているものもあります。
しかし、英語の語源は1つ語源を覚えれば、それと樹形図的につながりを持つものをいろいろと覚えられるから価値があるのであって、漢字の場合は、成り立ちは単なる雑学にすぎないと思います。

語彙力で定番の問題集

国語は語彙力が大切です。
つぎの問題集が好評ですが、うちにはまだ早かったようで書棚にいれたまま利用していません。

4年生までに身につけたい 言葉力1100

今後利用すると思いますが、そのときにレビューを書きたいと思います。

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