先取り学習の特有のつまづきと、その対策

(この記事を書いている時点で)小2の息子には予習シリーズ5年上、年長の娘には予習シリーズ4年上で算数を教えていますが、先取り学習には、特有のつまづきがあるとわかりました。
そこで、先取り学習に特有のつまづきとは、どのようなものなのか、また、その対策について説明しています

<目次>
1.先取り学習の特有のつまづきとその対策(概要)
2.【つまづき】算数の先取り学習なのに、国語でひっかかる
3.【対策】先取り学習では、国語の勉強を優先させる
4.【つまづき】算数では「計算の感覚」が育っていないので、自力では解けない問題もある
5.【対策】計算の感覚が育っていないからこそ、「イメージ」で対抗!


先取り学習の特有のつまづきとその対策(概要)

小4、小5と学年が進むごとに勉強時間が増えていきます(累計はもちろん、学年ごとの勉強時間も増加していくようです)。
よって、先取り学習は、先取りすればするほど、どうしても相対的に勉強時間が少なくなります。

<2学年の先取り学習>
・小4の勉強時間:200時間
・小2で小4の先取り学習:持ち時間は100時間しかない。100時間分を圧縮しないといけない

<3学年の先取り学習>
・小5までの勉強時間:500時間(小4と小5の累計)
・小2で小5の先取り学習:持ち時間は100時間しかない。400時間分を圧縮しないといけない

※時間はすべて適当です。

そして、この勉強時間の不足が偏差値はもちろん、さまざまな、つまづきにつながるので、この差を解消する必要があります。
しかし、通塾している子どもたちと同じ方法だと、この圧倒的な差は埋まらないのはわかるのではないでしょうか。

というわけで、わたしはいろいろなテクニックを使っています。
それがこのページにある「対策」でもあります。

また、カリキュラムはほかの科目も考慮して作成されています。
全科目をバランスよく勉強しないとつまづきにつながりますが、前述の通り、勉強時間が相対的に少なくなるので、工夫しないといけません。

その工夫のひとつに「何がボトルネックなのかを追究すること」があります。
それがこのページにある「対策」でもあります。

【つまづき】算数の先取り学習なのに、国語でひっかかる

「国語ができない理系」は当たり前のようにいるので、算数と国語は関係がないと思うかもしれません。そういうわたしも親塾をはじめるまでは、そう思っていましたし。

しかし、実際に算数を教えていると、小2の息子は算数ではなく国語でひっかかっているとわかりました。
低年齢の算数に限って言えば、算数と国語は連動していたのです。

<当時の出来事>
当時、小2の息子は予習シリーズ4年の練習問題を解いていました。
問題文がすこしややこしくなると途端に解けなくなりましたが、問題文の意味を教えるとスラスラ解く――このようなことが複数回ありました。
なぜ?

・論理的思考が育っていないから問題文から条件を見つけ出すことができないかもしれない可能性
・単に国語力がないから問題文の意味がよくわかっていない可能性

この2つの可能性があると考えました。
そこで、息子に全国統一小学生テストの過去問を解かせたところ、結果は、小2の偏差値20〜30程度でした。
そりゃ、問題文がすこし複雑になるだけで、つまづくわけですね。

予習シリーズ4年は、小4が勉強する前提で作成されています。
予習シリーズ4年で勉強するには、小4ならば当たり前にある国語力が必要なのは、当たり前の話でした。

では、このつまづきをどのように解決したのでしょうか。
単に国語の勉強をさせただけですが、詳細は以下にあります。

【対策】先取り学習では、国語の勉強を優先させる

夏休みに、国語の特訓をしました。
結果は、たった1か月半の国語の特訓で、小2の全国統一小学生テストで偏差値50ほどになりました。
これが算数の思考力の向上につながったのか、確たるものはありませんが、「思考力があがったのではないか」と感じています。
※国語の特訓で使用した問題集は、すべて「偏差値が劇的にあがった夏休みの国語の特訓で利用した問題集」で紹介しています。

算数では「計算の感覚」が育っていないので、自力では解けない問題もある

予習シリーズ5年で勉強している小5の子どもたちは、低学年まで公文式で計算問題を解きまくり、小3からの2年間はみっちり塾で計算問題を解いているので、「計算の感覚」が結構あると思います。

一方、小2の息子は、1桁の足し引きしかできなかったところから、まだ10か月弱しか経っていませんし、計算の演習ははじめましたが、わたしの眼の手術で途切れてしまいました(今後、再開させる予定です)。

すなわち、小5と息子との間には「計算の感覚」に圧倒的な差があります。
これが何に影響するのでしょうか。

具体例をあげると、予習シリーズ5年上の第3回「多角形の性質」の応用例題1と応用例題2です。
計算の演習をこなして計算の感覚があれば、たとえば「それぞれを2で割ってから足す」「全部足してから2で割る」が同じだと直感でわかるので、この2つの例題は自力で解けることもありますが、息子は解けないどころか解説もピンときていませんでした。

計算の感覚が育っていないからこそ、「イメージ」で対抗!

前述の通り、先取りすればするほど、勉強時間は相対的に少なくなります。
持ち時間が少なくて小5と同じように計算の演習させることはできません。
よって、計算の演習量を必要最小限にするために、わたしは「イメージ」をすりこんでいます。

先ほどの例だと、まずは、3枚の紙を使って「全部足してから2で割る」と「それぞれを2で割ってから足す」が同じであることを教えました。


※雑な図ですみません…。

つぎに、これが分配法則と同じだということも教えて、計算とひもづけました。


※雑な図ですみません…。

ふつうは膨大な時間をかけて、計算していく過程でこのようなイメージをつくりあげていきます。
しかし、わたしは「その時間すべて、本当に必要? 先にイメージをすりこんだほうが効率的じゃないの?」と思っています。
というわけで、うちは「イメージを刷り込む→必要最小限の計算の演習」という対策をとったわけです。
こういう持ちネタはたくさんあるので、ガツガツ勉強させていないのに、たった10ヶ月で、年長でも予習シリーズ4年上の基本問題を進められているわけですね。

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