早期教育だからこそ出来る、理科と社会のアクティブラーニング!

当サイトにて、理科の勉強の一環で「公園、山などで、虫や植物をスケッチさせる方法」を紹介しています。
ただ、スケッチだと絵に時間がかなりとられるので(※)、写真撮影させて「写真付のレポート」を書かせる試みをはじめました。
※絵を上手にしたいわけではありません。

<狙い>
・理科、社会の知識がつく
・作文力が向上する
理科や社会に興味をもって、自ら学習するようになる…かもしれない

<より高度な狙い>
受け身の勉強とはちがって、勉強の楽しさ、必要性がわかって、主体的に勉強するようになる
自分の意見を言えるようになる。その意見が正しいと証明するために調べるようになる

中学年以降だと「はあ? 写真付きのレポート? そんなことしねーよ!」となるでしょうが、幼児や低学年だと喜んでつくると思いますし、実際、子ども2人はハイテンションで作っていました。
早期教育だからこそ出来る、理科と社会のアクティブラーニングですね。
ふだんの遊びにとりいれてみるといいのではないでしょうか。


我が家の理科と社会のアクティブラーニング。具体的な手順

具体的な手順です。

1.文房具屋にいって、つぎのものをそろえます。うちは100均で買いました。

・A4のルーズリーフ
・A4のバインダー
・えんぴつ、色鉛筆など

2.理科の勉強の場合、公園や山に行って、デジカメやスマホで昆虫や植物の写真を撮ってもらいます。その際、昆虫については「アーテック まるみえダブル観察器」を利用するといいと思います。

3.地理の勉強の場合、道の駅などの野菜、田んぼの風景(棚田など)などの写真を撮らせるといいかもしれません。歴史の勉強の場合は、史跡の写真を撮らせるといいかもしれません。断定口調にできないのは、わたしが社会がかなり苦手だからです。興味もありません。今後、勉強しようと思っています!

4.合間を見つけてコンビニで写真を印刷します。デジカメのSDカードを抜き出してセットするだけで、かんたんに写真にできます。
ちなみに、経験上、「あとでプリントアウトしよう」と思うと、どんどん貯まっていって、そのうち放置してしまいます。その日のうちに写真にすることをお勧めします。

5.家で写真付きのレポートを作成させます。まずは、ルーズリーフの上から1〜2割のところに写真をのりで貼らせましょう。その下に好きに文章を書かせるといいでしょう。
ちなみに、その日のうちに完成させてもいいのですが、文章を書く欄はあけておいて、後日、図書館で図鑑などで調べさせながら文章を書かせるといいかもしれません。

ちなみに、この一連の流れは、あくまで種まきです。
そのうち、芽が出て、自分で調べて、いろいろな考えを書くようになるいいですよね!

近所に散歩するときに、試しに理科のアクティブラーニングをしてみた!

近所に散歩、近くの公園で遊ばせる際に試しにやってみました!

1.子どもたちはドングリに興味があるので、ドングリを探させました。
2.見つかった3種類のドングリの写真を撮影しました(今回はわたしが撮影しました)
3.妻が子どもたちを公園で遊ばせている間、わたしは近くのコンビニでドングリの写真をプリントアウトしました。
4.帰宅後、わたしがご飯を作っている間に、子どもたちには写真付きのレポートを作らせました。ご飯ができても、「まだやる!」と言っていました。楽しいようです。
※なお、レポートを作らせる際、「写真を貼る位置」だけは指定しました。文章は「好きに書いて」と言いました。例として「誰かに説明する感じの文章がいいんじゃないかな」とは言いました。

それで完成した写真付きのレポートです!


※左が小2の息子、右が年長の娘のレポートです。

■小2の息子のレポート
・クヌギ
クヌギの実は、下の方はギザギザしていて、木はゴツゴツしてよく、かぶと虫は、みつをすいに来る木の実です。クヌギの実の長さは、だいたい2cmでした。ぼくは、黄緑と茶色でこい色をしていました。

・しらかし
公園で、しらかしを見ました。ぼくが、見たのは、黄緑のまん丸のしらかしでした。
しらかしの葉は、つるつるに、見えたけど、よく見たら、ギザギザしていました。でも、正面をさわると、つるつるです。長さは1cm5mです。

・コナラ
ぼくは、コナラのドングリを見ました。コナラの葉は、ギザギザしてました。子どものドングリは、丸くて、長さは、だいたい1cm位で、小さかったです。大人のドングリは子どものドングリより1cm大きくて、人のドングリの長さは、2cmでした。色は、茶色と緑色です。

小2の息子は、親塾をはじめる前は国語が壊滅していました。
具体的には、小1のとき、小学校の授業は真面目に受けていましたが、短い文ですら書けない(主語などがわかっていない)、日本語でさえ危うい状況でした。
その後、親塾を開始。
偏差値が劇的にあがった夏休みの国語の特訓で利用した問題集などもあって、小2の偏差値50弱まで、国語力が向上しました。
レポート、少々、間違っているところもありますが、小2の「国語が苦手な男子」にしては上出来ですよね。

■年長の娘
わたしはさいしょにドングリのシラカシを見ました。 次に、コナラを見ました。コナラは長ぼそくて、上は黄みどり色をしてて、下はちゃ色ではっぱとぼうしがついていて、かわいかったです。 さいごにクヌギを見ました。クヌギは丸くて上はうすちゃ色で、下はこいちゃ色をして、丸くて、かわいかったです。 それで三つのドングリをぜんぶ、しゃしんをとりました。 それで、みんなで×(場所)にいっているあいだに、パパがコンビニでドングリのしゃしんをいんさつをしてかえりました。

年長の娘も、偏差値が劇的にあがった夏休みの国語の特訓で利用した問題集で、国語力が向上しました。

…この写真付きのレポート、妻が「老後に見ると、うるっとするだろうな」と言っていました。
実のところ、わたしの老後の楽しみで作成させているという側面もあります 笑

危険植物を教えたときの理科のアクティブラーニング!

釣りをしていたので、海や川については、必要最小限ですが、知識はあります。
が、クワガタやカブトムシには興味がなく、山の知識がまったくありません。
で、「クワガタやカブトムシを捕まえたい」という小2の息子のためにググったら、そこで「危険植物」の存在を知りました。

特にウルシ、ツタウルシは近くを通っただけでも、かぶれることもあるそうです。 子どもたちにも覚えさせる必要がありますよね!

そして、今日。
家族で散歩しながら虫を探していたら、公園と道端の間にウルシ科のヌルデが生えていました。
ウルシほどではなく、まれにかぶれる程度だそうですが、同じウルシ科なのでちょうどいい題材だと思って今日のテーマは「葉っぱ」にしました!

帰宅後、妻が、単葉、複葉、奇数羽状複葉、偶数羽状複葉などを教えました。
ただ、妻はこういうのが大好きなので、熱くなりすぎて、子どもたちは消化不良だったかもしれません。
その後、レポートを書かせました。


※左が小2の息子、右が年長の娘のレポートです。

■小2の息子のレポート
・ヌルデ
ヌルデは、奇数羽状複葉と言う、奇数になっている事です。
ヌルデは、黄色い、ぼつぼつして、さわったり、そこに通って、あたったりしたらかぶれる。ヌルデは、よく見たら、さきっぽのほうが緑色をしていました。くきは、赤色をしていました。

・名称不明
この葉は、お手々見たいで、だから、掌状複葉て、書く。この葉の真中のくきに集っているように見えました。これは一つ一つのくきが真中のくきから、生えていています。よく、葉を見たら、上の方は、ギザギザしていて、下の方は、上のギザギザよりギザギザが丸っこく見えました。葉の数は、手のひらと同じで、5まいの葉です。上の葉の1まいは、真中の2まいより大きくて真中の方は下の方より大きいでした。

妻が教えたところが、意味不明な文章になっています。
国語が苦手なところが出たのか、消化不良で何を書けばいいのかわからなかっただけなのか、わかりませんが、今後に期待ということで。
ちなみに、難しい漢字を書きたがるので、「掌」を一生懸命に書いていました。
が、かんたんな漢字を間違えることがあります。
こういう書く機会を作るのはいいですね!

■年長の娘のレポート
わたしは、さいしょに、虫をさがそうと思いました。でも、虫はいなかったので、おはなを、れぽーとに、することにしました。
でも、お花も、パパが、「お花もだめだよ。」て、いったので、きけんせいぶつのはっぱにしました。
はっぱを見てたら、いろいろなはっぱがありました。はっぱの中では、きけんなはっぱがある、かのうせいがあるからきをつけて、もっときけんをしってあそぶことも、しっかりおぼえることがたいせつです。
きけんをしるためには、いっぱい山や川や林しなどに、ぼうけんをして、お父さんとお母さんに、きくと、きけんをしることができます。
そして、それをつづけたら「これはきけんだ」とかいろいろ、しっちゃいます。それになりたくなかったら、それをこなしていいです。いっぱいしたくなったら、やってみましょう。

娘はお花のレポートにしたかったようですが、前述の通り、ちょうどいい機会と思って危険植物にしました。
で、途中から、なぜか先生の口調になっています 笑
先生の真似をするのが大好きなんです 笑
そして、最後は意味不明です。

危険植物については、まだわかっていないと思いますが、2人とも、ものすごく楽しんでいました。
つぎの機会にまた教えようと思っています!

海釣りのあとに、子ども自らがレポート!ほんの少し考察も入るように!

海釣りに行ったのですが、小2の息子が「レポートを書きたい!」と言い出しました。
レポートを書くのが楽しいようです。
ただ、釣れた魚それぞれの写真を撮らなかったので、今回は釣り魚のポケット図鑑を渡して、レポートを書かせてみました。

で、これまでは、ずっと、どのような形や色なのかを説明する文章でした。
しかし、ついに考察らしきものが入りました!

・釣りのとき、ボラが飛び跳ねるのを見る
・おそらく「どうやって飛ぶんだろう?」と疑問に感じていた
・わたしがボラを釣りあげたときに、熱心に観察!
・帰宅後、下記のレポートを書く!

「胸ビレは、ひこうきのようにピンとしています。その胸ビレのつけねが青くなっていました。胸ビレがピンとしているりゆうは、ボラがとびはねるためです。」

これは、あくまで息子の推測なので、断定するのはダメですよね。
しかし、小2ですし、自ら疑問に思って自分の意見を言うようにする目的もあるので、そのままにしています。
そして、今後、誰に言われることもなく、自分の意見が正しいことを証明する資料を探したりできるようになってほしいな、とも思っています。

というわけで、レポート。


■小2の息子のレポート

<コハダ>
ぼくが魚つりに行ったら、コハダと言う、名前の魚でした。背ビレの後に長い背ビレがありました。背ビレの下に点がいっぱいありました。その、よこに大きい点が一つありました。おビレが黄色をしていました。そこ以外の所は全陪(※誤字)白色でした。

<マフグ>
ぼくは、マフグもつりました。おビレは、黒色と、黄色をしています。胸ビレだけ白色で、背ビレやおビレは全陪(※誤字)黒色です。背ビレの下は、黒い点がいっぱいありました。そのいっぱいの点の0.5cmの下は、真っすぐな黄色の線がありました。目の色は、黄色でした。

<ボラ>
ボラは、真っさおで、上の方が黒色です。胸ビレは、ひこうきのようにピンとしています。その胸ビレのつけねが青くなっていました。胸ビレがピンとしているりゆうは、ボラがとびはねるためです。

<サッパ>
サッパは、コハダに似ているが、背ビレのよこに長い背ビレがない。上から下の色を見ると、青→水色→金色のじゅん番になっている。体の真ん中ぐらいの色は、黒っぽい色がある。おビレの色は、コハダの色と同じで、金色をしている。

<ウルメイワシ>
ウルメイワシは、イワシなので、体は細い。普通に見ると、背ビレは見えない。おビレの内がわは、ぎざぎざになっている。そのちがうヒレも全陪(※誤字)小さい。背ビレの下の色は、黒→青→はい色→白のじゅん番になっている。ヒレの色は、全陪(※誤字)同じ色で、よく見ると、黒色をしている。普通に見ると、目が普通の魚より大きいです。

年長の娘は観察レポートを書かずに日記を書いています。
公開できないような、爆笑日記です 笑

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