子どもに理科の何について興味を持たせるのかが大切

中学受験でトップレベルの成績の子どもを持つ親のなかには、子どもが小さなうちから理科について、いろいろと教えるかたたちがいます。
結果、子どもは理科に強い興味を持って、暗記事項はどんどん覚えていきますし、丸暗記ではなく深い理解もします。
すなわち、ほかの子どもと比べて勉強時間は短いのに偏差値は高くなりますし、難問にも対応できるようになります
そこで、低年齢のうちから子どもにさまざまなことを教えて理科に興味を持たせたいところですが、「大変そう…」と感じるのではないでしょうか。
そこで、ここでは親の負担を最小限にする方法を紹介しています。
※ちなみに、わたしは、かつて小学生に理科を教えていましたが(それ以外の科目も教えていました)、それでも楽したくてこのページにあるようにしています。

<目次>
1.本当は親が理科の勉強をしたほうが効率的
2.親の役目は「船頭」
3.まずは、理科の出題範囲を知ろう!
4.遊びに行くときに、1つだけ分野を決めて、すこしだけ準備する
5.興味を持てば「趣味」の本を渡して深い勉強をさせよう!


本当は親が理科の勉強をしたほうが効率的

親が理科を勉強して、塾講師ができるレベルになるのが理想です。
そのために、まずは理科に興味を持ちましょう。
ネットで、米村でんじろう先生の実験でも観てみるといいでしょう。
理科の出題範囲は、物理、化学、生物、地学と広範囲に及びますが、米村でんじろう先生の実験に興味を持てばほかの範囲の勉強も苦とも思わなくなるかもしれませんから。
もしくは、子どもと生き物を探して遊んで、捕まえた生き物について調べてみるのもいいかもしれません。

こうやって親が理科に興味を持って勉強するのが理想ですが、「理科をやりなおそう」とまで考えられるかたはそう多くはないと思います。
そこで、このページで紹介している「船頭」になる方法をお勧めします。

親の役目は「船頭」

わたしがお勧めするのは、親は船頭になることです。

1.子どもに疑問を持たせる(「ひっかかり」をつくる)
2.疑問を解決する方法を教える

上記1。
道端に物が落ちていても、それに価値があるとわからなければ見逃してしまうと思います。
それと同じです。
たとえば、夜空を見ているとき「星座に意識することが大切」とわかっていなければ、「綺麗な夜空だったな」くらいにしか思えません。
一方、親が「夜空にある星を結べば星座になる」と教えれば、子どもには「ひっかかり」ができて、中学受験に関係のあることに興味を持ちます。

上記2。
子どもがたとえば星座に興味を持っていろいろと聞いてきて、親がきちんと答えられるのが理想ですが、それができるようになるには、親がかなり勉強しないといけません。
そこで、子どもに図鑑などを手渡して「自分で調べてごらん」というといいでしょう。親は楽できますし、「自分で調べる癖」がつくので、親が教えるよりもむしろ子どもの将来にプラスになります。

…このように書くと、親が勉強する必要がありそうに感じるかもしれません。しかし、勉強しなくても大丈夫です。
というわけで、つぎは具体的な方法です。

まずは、理科の出題範囲を知ろう!

まずは、「どういうものが入試に出題されるのか」の「大枠」を知りましょう。
具体的には、「分厚い」参考書を買って、「目次」をザっと見るだけOKです。
※わたしは以下の参考書を持っています。その理由は、副題にあるように「ビジュアル」で訴えている参考書だからです。参考書をコピーして子どもに渡すだけで済むので、いろいろと楽なのです(どういうことなのかは、後述のことを読めばわかると思います)。

なるほど!理科図録(自由自在Visual)

ザっと目次を見るだけなので、できるのではないでしょうか。

遊びに行くときに、1つだけ分野を決めて、すこしだけ準備する

子どもと遊びにいくとき、1つだけ分野を決めます。
そして、すこしだけ準備をします。
どういうことでしょうか。
たとえば、地学の「星」にしたときを例にして説明します。

1.「なるほど!理科図録」のP152の星座の一覧をコピーします。
2.宿泊先で「夜空には星がたくさん見えるよね。星をつなぐと星座になるんだ」「(P152を見せて)ほら、星を線で結ぶとキリンに見えるでしょ。だから、きりん座なんだ」と自分のわかる範囲で、かつ、少しだけ、うんちくを語る
3.「(P152を渡して)外で星座を探してみよう!」

この際、子どもが何か疑問に思うかもしれません。
そのような場合は、親は答えを言わず、たとえば「なるほど!理科図録(自由自在Visual)」を渡して、「自分で調べてみて」というだけでOKです。

ちなみに、「なるほど!理科図録」にした理由ですが、この例だとP152をコピーして子どもに渡すだけで星座を探せるので便利なためです。このようなことができるので、わたしは「なるほど!理科図録」にしました。

興味を持てば「趣味」の本を渡して深い勉強をさせよう!

「なるほど!理科図録」は、あくまで小学生を対象にしているので、深い理解には向いていません。子どもが特定の分野に興味を持てば、深い理解をさせたいところですが、どうすればいいのでしょうか。
わたしは中学受験の参考書から一時離れて、子どもに「趣味の本」を渡しています。
どういうことでしょうか。
子どもが「水生生物」に興味を持った場合で説明します。

わたしの趣味の1つに釣りがあって、つぎのような本を持っています。

釣り魚 カラー図鑑

この図鑑は1ページごと、上の半分は「魚の写真」、下の半分は「魚の生態や調理方法」が書かれています。
で、子どもは生き物に興味を持ったので、この図鑑を渡して、子どもに魚の生態なども教えました(とはいっても、本に書かれていることを読んだだけです。本当は子ども自身に読ませたかったのですが、まだ低学年で漢字や言葉の意味がわからないので教えました)。
もちろん、子どもは教えたことのすべてを覚えていないと思いますが、「この魚は何を食べるの?」などを常に聞いてくるようなりましたし、今度は「毒魚」をはじめとする「危険な生き物」に興味をもちました。
で、今度は危険な生き物の図鑑を渡しました。
興味が興味を呼んで、いろいろとつながっていったわけですね。

このように理科は「趣味」とひもづいているものが多く、趣味の本だと、1.深い理解ができる、2.趣味がゆえにビジュアル重視な本が多くて、子どもに渡すだけでいいので親は楽、3.趣味の本が別の趣味の本につながっていくので、おすすめというわけです。

ただ、どのような本を読ませればいいのかわからないときもあります。
その場合は、図書館に行くといいでしょう。
分野ごとに本がまとまっているので、お目当ての本を見つけやすいですから。

ちなみに、少し前、図書館に行ったとき、石の写真、石の種類と成り立ちなどが掲載されている「石」の本があることを知りました。
この手の本を読むと、理科(地学)の深い理解につながると思いますが、ふつうは存在さえ知らないですよね(ましてや、この手の本が売れているということも!)。
しかし、図書館にいくと、このような本とも出会うことができます。子どもがこの手の本に興味を持って勝手に読んでくれれば親は何もすることなく、子どもに深い理解をさせることができるわけですね。

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