中学受験の学校選び

「すこしでも偏差値が高い中学校」と思いがちですが、偏差値には気をつけなければなりません。ここでは、中学受験の学校選びについての記事があります。

<目次>
1.中学校選びについて
1−1.同じ中学校でも、入学時点から格差がある!
1−2.偏差値が、実は見せかけの偏差値
1−3.大学受験の合格実績にはタイムラグがある

2.偏差値の互換について
3.中学受験の後について


中学校選びで気をつけたいこと

偏差値で中学校を選びがちですが、3点、気をつけたい点があります。
ここではその3点について紹介します。

同じ中学校でも、入学時点から格差がある!

同じ中学校でも、入学時点から「格差」があります。
どういうことなのか、以下を例にして説明します。

・ある中高一貫校の偏差値50
・ある中高一貫校の特進コースは偏差値60

偏差値が高い子どもは、特進コースに入ります。
その後もその子どもたちが、学内のトップ層を独占します。
で、大学受験を迎えると、その層が難関大の合格を手にします。
つまり、難関大の合格実績は入学時に偏差値60だった子どもたちのものであって、その中学校全体の話ではないのです。
「偏差値50だけど、大学の合格実績はすごい!」と思って中高一貫校を選んだのに、実際は特進コースの生徒ばかりで、ほとんどの生徒は偏差値が高くない大学に進学していた――そんな可能性があるわけです。
これに関しては、つぎのような記事もあります。

・私立の中学校は、かならずしも偏差値で、はかれるものではない
(例)「なぜ愛知の東海中学は日能研偏差値58なのに毎年国立医学部合格数全国1位なのですか?」
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11149057411

よく考えれば当たり前の話ですが、案外、気がつかないようです。

偏差値が、実は見せかけの偏差値

「世間では偏差値65とされているが、実際は偏差値55程度」のようなことがあります。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

腕試しとして有名な中高一貫校A。
・偏差値70を超えるようなトップ層も受験。合格する。
・塾では合格者の偏差値で中学校の偏差値を算出。その中学校の偏差値は偏差値65となる
・偏差値70を超える生徒は入学しない。残るのは偏差値55ほどの子どものみ

かくして偏差値だけが高い現象――たとえば「偏差値65の中学校なのに、大学の合格実績があまり良くない」のようなことが起こるわけですね。
この件に関しては以下のような記事もあります。

・「バブル偏差値」の中学校もある
https://bunshun.jp/articles/-/9563

中学受験に特有の現象だと思います。

大学受験の合格実績にはタイムラグがある

中学受験と大学受験とのタイムラグがあります。これが中学選びに影響します。
どういうことでしょうか。

自分の子どもにとっては、いまの大学の合格実績は数年前のものになります。
いまは「難関中」「バブル偏差値」などと言われていても、それが子どもの受験のときにはどうなっているかわかりません。

難関中学校は「同級生という環境」が整っているのは確かです。
しかし「学校自体に価値はあるの?」「本人の才能、意思、通塾で合格を勝ち取っているだけじゃないの?」と思わなくもありません。

偏差値の互換について

中学受験、高校受験も「偏差値」で学校のランキングがつくられていますが、中学受験と高校受験の偏差値は単純に比較できません。
そこで「東大合格実績ランキング」で比較するといいのではないでしょうか。

(例)御三家の中学受験における偏差値と、公立のトップ高校の高校受験における偏差値は同じくらいです。しかし、合格実績はだいたい以下のランキングになっているので、御三家のほうが遥かに難しく、受験対策に時間がかかるのではないか、と思っています。

・御三家
・公立のトップ高校
・難関私立一貫校

ちなみに、わたしは高校受験のみなので、はじめは「御三家は公立のトップ高校と同じくらいの偏差値。そんなに勉強しなくてもいいんじゃない?」と思っていましたが、御三家はそれよりも上位と思えば、たいへんかな、と思うようになりました。

中学受験の後について

1.難関中学への受験は、大学受験の前哨戦に過ぎない
2.難関の中高一貫校に入っても、鉄緑会に通塾するケースが多い

幼児期の公文式からはじまり、大学受験の鉄緑会まで勉強尽くし、数百万円の教育資金も必要です。
そして、無事、国立大の医学部の合格を勝ち取っても、医者は2040年に余るらしいし(ほかのブログの情報)、AIで淘汰される噂もあります。

中学受験を攻略のトップページ